top of page

現在の研究活動

​運動生理学と動脈機能を中心に幅広く研究を行っています。

​ここでは現在行っている研究をご紹介します。

エキセン写真.jpg

伸張性レジスタンス運動の繰り返し効果が

​動脈スティフネスに及ぼす影響

​助教 橋本 佑斗

​レジスタンス運動は筋力の増加や筋肥大のみならず、心身の健康を維持する上で効果的な運動様式です。なかでも伸張性レジスタンス運動は一層トレーニング効果が高いことが報告されていますが、運動後には筋肉痛を起こしやすく、近年では動脈硬化度の指標である動脈スティフネスを増大させることが報告されています。一方、伸張性レジスタンス運動は繰り返し行うことで筋肉痛を抑制する“繰り返し効果”が知られています。本研究では、伸張性レジスタンス運動の繰り返し効果が動脈スティフネスにおよぼす影響とその要因について検討しています。

レジスタンス運動前の高カカオチョコレート摂取が動脈スティフネスに及ばす影響

​大学院生 秦 麗ら

高強度のレジスタンス運動は筋量や筋力を増加させる代表的な運動であり、健康増進の為広く普及していますが、運動後に動脈スティフネス(硬化度)を増加させることが明らかとなっています。一方、高カカオチョコレートはカカオポリフェノールが豊富に含まれていることから、血圧低下、HDLコレステロールの増加、血管機能の改善などの効果が認められています。したがって、高強度レジスタンス運動時の高カカオチョコレート摂取は動脈スティフネスの増加を抑制する可能性が考えられます。本研究の目的は、高強度レジスタンス運動前の高カカオチョコレートの摂取が動脈スティフネスにおよぼす影響について検討することです。

KIMG1487.JPG
KIMG1275.JPG

高強度のレジスタンス運動後の静的ストレッチが動脈スティフネスに及ぼす影響

​大学院生 江崎一希

近年、レジスタンス運動は健康の維持増進や生活習慣病の予防を目的とした運動として広く推奨されています。なかでも、高強度のレジスタンス運動は筋量や筋力の向上に効果的です。しかし、高強度のレジスタンス運動は動脈スティフネス(硬化度)を増大させることが報告されています。一方、静的ストレッチ運動は、柔軟性を高める運動として取り組まれており、関節可動域の改善だけでなく血流を増加させるなど様々な効果が期待できる運動です。また、一過性のストレッチ運動は動脈スティフネスを低下させることが報告されています。本研究では、高強度レジスタンス運動後にストレッチを行うことで動脈スティフネスの増大を抑制することができるかについて検討しています。

研究の詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。

bottom of page