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橋本先生が欧州スポーツ科学会で発表されました

今年度の欧州スポーツ科学会は新型コロナの影響もあり、昨年に引き続きオンライン開催となりました。今回の発表は岡本先生との共同研究です。


発表タイトル:The relationship between leg arterial stiffness and maximal oxygen uptake in endurance athletes

発表の要旨

 本研究は健康な若年男性である、持久性アスリート21名と非アスリート9名を対象に、下肢の動脈スティフネスと最大酸素摂取量との関連性について検討しました。参加者は中心動脈スティフネスの指標である頸動脈-大腿動脈間脈波伝播速度と下肢動脈スティフネスの指標である大腿動脈-足首間脈波伝播速度を測定し、その後自転車エルゴメーターを用いて最大酸素摂取量を測定しました。その結果、持久性アスリートは非アスリートと比較して中心および下肢動脈スティフネスが低い値を示しました。また、持久性アスリートでは中心動脈スティフネスと下肢動脈スティフネスの双方が最大酸素摂取量と有意な負の相関関係にありましたが、非アスリートにそのような関係は認められませんでした。したがって、持久性アスリートのように柔軟な動脈を有する場合、中心動脈だけでなく下肢の動脈スティフネスも最大酸素摂取量を関連する可能性が明らかとなりました。今後も、様々なアプローチで動脈伸展性と運動パフォーマンスに関する研究を進めていきます。


総括

 今回の学会は当初からオンライン開催が決まっていたため、準備はスムーズに進みました。ポスター発表での意見交換は掲示板への書き込みということもあり、私の発表含め活発な議論は少なかったように感じます。やはり、ポスター発表の醍醐味であるざっくばらんとした議論は対面ならではものであるのかもしれません。



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